ハッカ(薄荷)ってなに?
このような漢字なのです。

日本では和種薄荷(右上の写真)という植物が北海道の北見地方では現在も栽培されています。
「北海道のお土産としても売っていますね。 」
「ビンに入った油で売っていますね。 でも棒状の塊(結晶)もハッカって書いて売っていますね。 これはどういうこと?」
「どちらが本物なのでしょうか?」

これは、和種薄荷の葉や茎を陰干ししてから熱い水蒸気にさらしてやると、植物からしみ出してくる精油が採れます。
この精油を冷やすと、その中に針状の塊(結晶)が出てきます。


そうです。 その塊(結晶)を売っているのです。これは正式な名前ではメントールまたは薄荷脳(右下の写真)といいます。
この塊を取ったあとに残る油も売られています。この油はハッカ油といいます。

ハッカという言い方は植物のことを言ったり、この塊のことを言ったり、油のことを言ったり、ちょっとあいまいな言い方なのです。
人によって好みがありますが、すっきりした爽快な香りと冷感はガムやキャンディなど、私たちの身近な生活の中ですっかりおなじみになっています。


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