HOME > 研究室だより:

研究室だより

奈良県明日香村の高松塚古墳がカビの問題に苦慮し、アルコールなどの除菌剤でふき取るなどの対策に追われているということは、マスコミ報道によくとりあげられていますが、実は、この文化財被害は、人間とカビとダニの複合的作用によって拡大しているのです。

はじめのころはあまりなかったカビが、その対策を講じようとして古墳の中に出入りする人間によって石室内の温度や湿度が上がり、壁画へのカビの発生をさらにエスカレートさせることになったのです。そのうえ、そのカビを餌にするダニが現れたのです。カビを食べてくれるのでカビが少なくなると思えば大違いで、そのダニが動き回ることによってカビの胞子を撒き散らし、結局はダニによって胞子を撒き散らされるカビと、カビの栄養で育つダニの両方の増殖により、壁画の汚染被害を拡大する悪循環を生んだのです。

このような問題は、とくに高気密・高断熱型といった今日の家庭などの室内環境でも十分に起こりうることです。このような室内環境では、とくに冬でも室温が高く、そのうえ結露が発生することで、カビの繁殖を促進し、それを食べようとしてダニが繁殖し、カビやダニのアレルゲンによって、アレルギー性疾患の原因になるのです。

ご家庭のカビやダニの被害を防ぐには
カビは高温多湿で空気の淀んだ場所を好んで繁殖します。したがって、このような条件をできるだけ欠くように対策を講ずることで、カビの被害を防ぐことができます。例えば、次のような対策を行えば効果的です。

・晴れた日に部屋のできるだけ離れた2箇所の窓を開けて空気の通り道をつくり、
 部屋中にくまなく乾燥した新鮮な空気が行き渡るようにする。
・雨の日や雨(夕立・台風などの嵐)の直前直後には窓を開けないようにする。
・洗濯物はできるだけ室内に干さない。
・カビが発生しても濡れた雑巾などで安易にこすったり拭いたりしない
 (拭くことで、拭き広げて結局はカビを広げてしまうことになります)。
・浴室の湿気は室内に漏らしたりせず、浴室換気扇などで常に換気を行う。

ダニを増やさないためには、カビを発生させない環境をつくることが大切です。しかし、カビを発生させないように気をつけていても、ダニがこぼれた食べ物の粉や垢などを餌として求めにくることがあります。とくにダニがふとんに住み着いたりするととても厄介です。このようなときには、ふとんにも安心してスプレーできるダニフリーが便利です。ダニフリーをダニのいるふとんにスプレーすることによって、その場にいるダニをすばやく殺虫し、その後の発生や増殖も抑制することができます(ダニフリーの溶剤は、お酒に数〜数十%含まれるアルコールと同じ成分のエタノール(無水)です)。

しかし、ダニフリーだけで完璧なダニ対策ができるわけではなく、あくまで前に示したような日頃からの基本的な心がけが大切です。ダニフリーはこのような対策を十分に行ってもどうしてもカバーしきれずに発生した、手に負えないダニの退治に威力を発揮します。
基本的なカビ・ダニ対策とダニフリーを上手に活用し、カビやダニの心配のない、快適な暮らしを実現してください。

ゴキブリの好みを知ろう
ゴキブリは知能はほとんどなく、本能だけで行動する動物です。ですから、ゴキブリの好みを知り、室内をゴキブリの嫌がる環境にすれば、できるだけお目にかからなくて済みます。

ゴキブリの好きな匂い・嫌いな匂い
ゴキブリにも、好きな匂いと嫌いな匂いがあります。当然、ゴキブリも好きな匂いのところには引き付けられ、嫌いな匂いは避けようとします。

ゴキブリの好きな匂いゴキブリの嫌いな匂い
仲間の匂い(ゴキブリの体臭・糞に含まれるフェロモン)
タマネギ・ニンニク・ニラなどのネギ類の匂い
干しエビ・煮干などの乾物の匂い
アンモニア臭
腐敗臭など
レモンの匂い
スパイス類(ネギ類を除く)の匂い
ハッカの匂い
甘い花の匂い
あなたはゴキブリの匂いをご存知でしょうか。例えようのない虫特有の悪臭ですが、戸棚などを開けたとき、覚えのない臭い匂いがしたり、顆粒状の茶色い粒(糞)の周辺が変な匂いを放っていれば、それはゴキブリの残した匂いである可能性が大ですので、すぐに対処しましょう。
ゴキブリの匂いは放置すると、いつまでもしつこく残る傾向があり、ゴキブリが定住するための場所探しの手がかりとなります。速やかに、石けん水をしみこませたぞうきんでしっかりとふき取り、匂いがしなくなるまで、まめに掃除するように心がけてください(古い戸棚で匂いがしみついて取れない場合は交換などが必要な場合があります)。

また、ゴキブリはタマネギや乾物など、台所によく置かれるものの匂いを好む厄介な習性があります。例えば、タマネギなどのネギ類を切ったまま台所に長期間放置したりしないなどの対処が考えられます。
ゴキブリは生ごみなどの腐敗臭も好みますので、生ごみが悪臭を放つ前に、こまめに片付ける習慣にしましょう。とくに、魚の骨や内臓などは強い臭いを発生する原因となりますので、新鮮なうちにすぐにポリ袋などで密封し、臭いが漏れないようにしてください。
どうやら、本能で行動するゴキブリは、仲間や異性、餌に関連の深い匂いを好む傾向があるようです。

逆に、ゴキブリが最も嫌う匂いのひとつに、レモンの匂いがあります。レモンの匂いは、時としてゴキブリに致命的なダメージを与えるほど強力な作用があり、例えば、ゴキブリがレモン油の蒸気を浴びると、全身、とくに肢が激しくけいれんします。レモンの香りは台所という空間にもよくマッチしますので、試してみてはいかがでしょうか。
ほかにも、スパイスの匂いやハッカなどの刺激的な匂い、さらには、花に含まれる匂いの成分のなかにも、ゴキブリがとても嫌がる成分があることを確認しています。人間にとって好感のもてるハーブなどの匂いがゴキブリにとってはとてもイヤなものであるとは、興味深いものです。
とはいえ、ゴキブリの嫌な匂いでの対策は補助的に行うべきもの。やはりこまめに掃除をし、清潔に保つことや、餌になりうる食べ物の管理をきちんと行うことが大切です。

ゴキブリの好きな場所
ゴキブリは30℃くらいの暗く狭い、空気が淀む場所を最も好みます。ですから、家庭で最もテリトリーを作りやすい場所は、冷蔵庫の裏側の放熱器付近であるといわれています(さらには、オフィスビルの大型コンピュータの内部にゴキブリが侵入し、誤動作の原因になることもあるといいます)。
また、家電製品の近くに段ボール箱などを置き、そこに狭い隙間ができたりすると、その蔭に潜んだり、侵入の通路になることもあります。
冷蔵庫の裏側は広めに空けておいたり、熱をもつ家電製品の周辺に段ボール箱などを置かないようにすれば、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
光や風はゴキブリにとっては有害です。この点からも、狭い隙間を作らないことは、ちょっとした対策のようですが、実はとても有効なゴキブリ対策なのです。

ゴキブリにとっての快適空間の条件

・暗くて狭い隙間(とくに段ボール紙・ベニヤ板でできた部分)
・温度が25〜30℃前後
・湿度が高い
・糞がたくさんある(仲間の匂いが染み付いている)
・近くに餌場(とくに密封されていない動物性食品)がある

台所などでこのような条件が当てはまるところはありませんか?一つだけ当てはまってもすぐにゴキブリが巣を作ることはありませんが、2つ以上当てはまるようであれば要注意です!

害虫は、大きく分けて衛生害虫、農業害虫、不快害虫の3種類に分類されます。
衛生害虫とは?
衛生害虫とは、厚生労働省が薬事法で定めた蚊(幼虫、成虫)、ハエ(幼虫、成虫)、ノミ、トコジラミ、イエダニ、屋内塵性ダニ類、ゴキブリ類、そして最近仲間入りしたマダニ類等をいい、病気を媒介して人の疾病の原因となるなど、衛生上の損害を与える昆虫類などです。
これらの害虫を駆除または防止する薬剤には、医薬品もしくは医薬部外品の認可が必要です

ダニ類

農業害虫とは?
農業害虫とは、農作物(園芸作物も含む)に病気をもたらす害虫をいい、ハダニ、アブラムシ、ヨトウムシ、ニカメイチュウ、ネキリムシ等が含まれます。
これらの害虫を対象とした薬剤には農薬登録の必要があります。

不快害虫とは?
不快害虫とは、衛生害虫、農業害虫以外の、人に不快感を与える害虫をいいます。 この中には、木材害虫、貯蔵食品害虫、衣類害虫も含みます。
害虫としては、アリ、チャタテムシ、ムカデ、ダンゴムシ、シロアリ、カメムシ、ユスリカ、イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、キクイムシ、ナメクジ等です。

衣類につく虫
米びつでよく見られる虫

ダニについて
ダニには、植物の葉等につくハダニ、山野や農耕地等に生息し、動物に寄生する吸血性のマダニ、ネズミに寄生するイエダニ、家の中で人のフケ、アカやハウスダストを餌にするチリダニ、家の中で他のダニやチャタテムシ、人の体液を吸う刺咬性のツメダニ、食品や畳につくコナダニ、人間等に寄生するヒゼンダニ等がいます。
これらの中でチリダニ、ツメダニ、コナダニは屋内塵性ダニと呼ばれ、アレルギーの大きな原因の一つになっています。 ここではこの屋内塵性ダニについて説明します。

ダニの種類特徴
チリダニ類
ヒョウヒダニ類とも呼ばれ、代表的なものにはヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニがいます。
家の中にいるダニのほとんどはこのダニで通常は人に危害を与えませんが、アトピー等アレルギー体質の人にはぜんそく、鼻炎、蕁麻疹の原因となります。
人のフケやアカ、ハウスダスト(室内塵)を餌にし、布団、枕などの寝具、カーペット、畳等につきます。
成虫は非常に小さく約0.3mmで、肉眼ではほとんど確認できません。
コナヒョウヒダニの詳細はこちら → コナヒョウヒダニ
コナダニ類穀類、穀粉、七味唐辛子、砂糖、粉ミルク、チョコレート、ビスケット、干した果実、煮干し、かつおぶし、味噌など数多くの食品に繁殖加害します。
コナダニ類の中で、最も広範囲の食品に高率に見いだされるケナガコナダニについて説明します。
ケナガコナダニの成虫の体長は0.5〜0.8mmで、温度、湿度などの条件が良ければ2週間以内で1世代を繰り返します。
食品以外にカビも餌とするため、梅雨時期の湿度の高いときに畳にカビが発生し、そのカビを餌として大量にケナガコナダニが発生し、畳表面が白くなることがあります。
これもチリダニと同様アレルギーの原因となります。 また、コナダニが大量発生すると、次にこれを食べる刺咬性のツメダニが発生しますので注意が必要です。
ケナガコナダニの詳細はこちら → ケナガコナダニ
ツメダニ類ツメダニはチリダニやコナダニ、チャタテムシなどを捕食し、繁殖します。 また、人を刺して、皮疹を起こす例もしばしば知られており、特にアレルギー体質の人は1週間かゆみが続きます。
新築マンションなどでかゆみの被害が発生することがありますが、これはツメダニが原因となっているケースが多いようです。
6〜10月に発生しますが、特に8〜9月に被害が多くなります。 湿度が高く、カビ、コナダニ類が大量発生するときは要注意です。
代表的なものにはクワガタツメダニ、ミナミツメダニなどがいます。
クワガタツメダニの詳細はこちら → クワガタツメダニ
それぞれの詳細ページには、写真での説明もご確認いただけます。(気持ち悪いですが・・;)

なによりも日頃からのこまめな掃除(えさの除去)が重要です。生きたダニは掃除をしてもとりきれず、放置すると、このダニをえさとする、かゆいツメダニが発生することがあります。このコナヒョウヒダニの対策には、ダニフリー(防除用医薬部外品)をおすすめします。

ダニフリーを使うことにより、この害虫を駆除(殺ダニ)することができます。ダニの死骸は掃除機で吸い取ってください。

[写真を見る]繊維製品に住み着いたコナヒョウヒダニ

保存のきく食品であっても、あまり長い期間保存せず、できるだけ早く消費するようにすることが、コナダニ類発生防止のポイントです。
コナダニ類が大量発生した食品は、品質が劣化しているだけではなく、他の食品にも被害を拡大させますので、早めに処分してください。
居間でも食品から持ち込まれることがあったり、また結露で発生したカビをえさにして繁殖することがありますので、空気の流れをつくり、通気をよくすることも大切です。
このケナガコナダニの対策には、 ダニフリー(防除用医薬部外品)をおすすめします。

ダニフリーを使うことにより、この害虫を駆除(殺ダニ)することができます。 ダニの死骸は掃除機で吸い取ってください。

[写真を見る]ケナガコナダニ

ツメダニは「ダニを食べるダニ」ですから、ダニが発生しやすい状況を放置することにより発生するダニといえます。 やはり発生防止のためには、日々のこまめな掃除と通気の確保(カビ発生の防止)が大切です。 虫のいる気配がないのに居間にいるだけでかゆみを感じた場合は、ツメダニの仕業の疑いがあります。
このクワガタツメダニの対策には、ダニフリー(防除用医薬部外品)をおすすめします。

ダニフリーを使うことにより、この害虫を駆除(殺ダニ)することができます。 ダニの死骸は掃除機で吸い取ってください。

[写真を見る]咬みつかれるとたいへん痛がゆいクワガタツメダニ

衣服につく虫(衣類害虫)について
代表的な衣類害虫は、小さな蛾の仲間であるイガ、コイガと、甲虫(カブトムシ、コガネムシ等)の仲間であるヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシの4種類です。 これらの害虫はすべて幼虫期に衣類を食べます。

イガについて
25℃下で1世代に約55日間を要し、1年に2〜3世代を経過します。 幼虫で越冬し、成虫は5月上旬ごろから10月ごろまで連続的に見られますが、おもな発生時期は初夏から初秋にかけての時期で、産卵もこのころに集中します。
被害にあうものは、動物の毛、獣皮、羊毛、羽毛、冷凍乾燥標本などで、動物質のものだけを摂食し、植物質のものは摂食しません。

イガの詳細はこちら → イガ

コイガについて
春から夏にかけて1回目の成虫が発生し、秋までに3〜4世代を繰り返します。 幼虫で越冬し、春に蛹になります。 1世代の長さは25℃下で40日前後です。
被害にあうものは、毛類、羽毛、羊毛、装飾した家具類、ピアノフェルト、天然剛毛、メリヤス布などです。 イガは動物質でしか成育できませんが、コイガは植物質でも生育できます。

コイガの詳細はこちら → コイガ

ヒメカツオブシムシについて
1年に1回発生し、5〜6月ごろから翌春4〜5月ごろまで幼虫期で過ごし、この間に被害をもたらします。 被害にあうものは、動物性繊維(羊毛、動物の毛、絹、羽毛)、フェルト、革、書籍の表装などです。

ヒメカツオブシムシの詳細はこちら → ヒメカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシについて
1年に1回発生し、5〜6月ごろから翌春4〜5月ごろまで幼虫期で過ごし、この間に被害をもたらします。 被害にあうものは、動物性繊維(羊毛、動物の毛、絹、羽毛)、フェルト、革、書籍の表装などです。

ヒメマルカツオブシムシの詳細はこちら → ヒメマルカツオブシムシ

衣替えの際(とくに春の衣替えで毛のセーターや背広などを収納する際)には、収納の前に必ず洗濯するかクリーニングに出して汚れを落としておいてください。 見た目にはあまり気にならなくても、汗や皮脂でかなり汚れていることが多く、そのまましまうとイガなどに食害されるリスクが高くなります。

このような対策をしても食害される可能性がありますので、大切な衣類を守るために、ドクターハーブNEW衣服ガードをご利用いただきますと安心です。

他の防虫剤と同様に、ドクターハーブNEW衣服ガードの有効成分は上から下に流れる特性がありますので、ご使用の際はタンスの場合は各段の衣服の最上部に、洋服ダンスやクローゼットの場合は服の首の辺りもしくはそれよりも上の部分に薬剤がくるようにセットしてください。

ドクターハーブNEW衣服ガードには、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する殺卵効果があります。

[写真を見る]毛のセーターを食い荒らしているイガ幼虫
[写真を見る]イガ成虫

衣替えの際(とくに春の衣替えで毛のセーターや背広などを収納する際)には、収納の前に必ず洗濯するかクリーニングに出して汚れを落としておいてください。 見た目にはあまり気にならなくても、汗や皮脂でかなり汚れていることが多く、そのまましまうとコイガなどに食害されるリスクが高くなります。

このような対策をしても食害される可能性がありますので、大切な衣類を守るために、ドクターハーブNEW衣服ガードをご利用いただきますと安心です。

他の防虫剤と同様に、ドクターハーブNEW衣服ガードの有効成分は上から下に流れる特性がありますので、ご使用の際はタンスの場合は各段の衣服の最上部に、洋服ダンスやクローゼットの場合は服の首の辺りもしくはそれよりも上の部分に薬剤がくるようにセットしてください。

ドクターハーブNEW衣服ガードには、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する殺卵効果があります。

[写真を見る]毛のセーターを食い荒らしているコイガ幼虫
[写真を見る]コイガ成虫

衣替えの際(とくに春の衣替えで毛のセーターや背広などを収納する際)には、収納の前に必ず洗濯するかクリーニングに出して汚れを落としておいてください。 見た目にはあまり気にならなくても、汗や皮脂でかなり汚れていることが多く、そのまましまうとヒメカツオブシムシなどに食害されるリスクが高くなります。

このような対策をしても食害される可能性がありますので、大切な衣類を守るために、ドクターハーブNEW衣服ガードをご利用いただきますと安心です。

他の防虫剤と同様に、ドクターハーブNEW衣服ガードの有効成分は上から下に流れる特性がありますので、ご使用の際はタンスの場合は各段の衣服の最上部に、洋服ダンスやクローゼットの場合は服の首の辺りもしくはそれよりも上の部分に薬剤がくるようにセットしてください。

ドクターハーブNEW衣服ガードには、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する殺卵効果があります。

[写真を見る]毛のセーターを食い荒らしているヒメカツオブシムシ幼虫
[写真を見る]ヒメカツオブシムシ成虫

衣替えの際(とくに春の衣替えで毛のセーターや背広などを収納する際)には、収納の前に必ず洗濯するかクリーニングに出して汚れを落としておいてください。 見た目にはあまり気にならなくても、汗や皮脂でかなり汚れていることが多く、そのまましまうとヒメマルカツオブシムシなどに食害されるリスクが高くなります。

このような対策をしても食害される可能性がありますので、大切な衣類を守るために、ドクターハーブNEW衣服ガードをご利用いただきますと安心です。

他の防虫剤と同様に、ドクターハーブNEW衣服ガードの有効成分は上から下に流れる特性がありますので、ご使用の際はタンスの場合は各段の衣服の最上部に、洋服ダンスやクローゼットの場合は服の首の辺りもしくはそれよりも上の部分に薬剤がくるようにセットしてください。

ドクターハーブNEW衣服ガードには、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する殺卵効果があります。

※マーガレットの花にご注意を
近くにある花壇などにマーガレットなどの5〜6月ごろに開花するキク科植物を植栽している場合、この花がヒメマルカツオブシムシを誘引し、屋外に干した毛製の衣服に卵を産み付けた状態でタンスにしまい込む可能性があります。
このまま放置しますと、来シーズンには大変な被害になることも予想されます。 近くにマーガレットなどがある場合には十分にご注意ください。


[写真を見る]毛のセーターを食い荒らしているヒメマルカツオブシムシ幼虫
[写真を見る]マーガレットの花に集まるヒメマルカツオブシムシ成虫

コクゾウムシ
コクゾウムシは、穀類の害虫としてよく知られています。
通常の気温条件では、1世代に約1〜2ヶ月を要します。冬には成虫で戸外の物の下や石の裏側などに潜伏します。 春に気温が15℃以上になれば、越冬場所から這い出して庫内に入り、穀物に孔を開け、そこに卵を産み付けます。
孵化した幼虫は穀粒内のデンプンを食べて成長します。3回脱皮し、蛹化し、羽化成虫となり、2日位して穀粒内から脱出します。
当初は、赤褐色ですが、次第に黒褐色となり産卵を始めます。

コクゾウムシの詳細はこちら → コクゾウムシ

ノシメマダラメイガ
ノシメマダラメイガは、ノシメコクガまたはマメマダラメイガとも呼ばれ、熱帯地方に多く、わが国には、戦後、外米の輸入とともに侵入したものです。
現在では、全国的に各種の食品(穀類をはじめ、乾燥した果実、野菜、小麦粉などの穀粉、第二次加工品の菓子類、木の実、チョコレート、鳥のえさなど)を加害し、広く一般に知られています。
とくに食害は大きくありませんが、商品性を著しく損傷させることでは、ガ類の害虫の中では第一位とされています。
通常、年間3〜4回の世代を繰り返します。 老熟した幼虫態で薄い繭の中で越年し、翌年の春に蛹化、羽化して発生を繰り返します。

ノシメマダラメイガの詳細はこちら → ノシメマダラメイガ

お米は長期保存が可能な食品ですが、長期保存すると酸化やコクゾウムシなどの害虫の発生などにより品質が劣化することがあります。
お米はできるだけ早く食べきることのできる量を購入するようにし、6ヶ月を超過するほどの長期保管は極力避けましょう。
1ヶ月で食べきることのできない量のお米を米びつで保管するような場合は、ドクターハーブ天然ハーブのお米のお守りをぜひ1個(一般的な家庭用の場合)、米びつの中に入れておかれることをおすすめします。

ドクターハーブ
天然ハーブのお米のお守り

には、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する孵化抑制(幼虫になるのを防ぐ)効果があります。

[写真を見る]米に穴をあけて食害する「米泥棒」、コクゾウムシ
[写真を見る]「コクゾウの寝袋」(コクゾウムシによって穿孔されつくした被害米;茶色い顔をのぞかせているのがコクゾウムシ)

お米は長期保存が可能な食品ですが、長期保存すると酸化やノシメマダラメイガなどの害虫の発生などにより品質が劣化することがあります。
お米はできるだけ早く食べきることのできる量を購入するようにし、6ヶ月を超過するほどの長期保管は極力避けましょう。
1ヶ月で食べきることのできない量のお米を米びつで保管するような場合は、ドクターハーブ天然ハーブのお米のお守りをぜひ1個(一般的な家庭用の場合)、米びつの中に入れておかれることをおすすめします。

ドクターハーブ
天然ハーブのお米のお守り

には、この害虫の成虫(写真)に対する忌避効果や、産み付けられた卵に対する孵化抑制(幼虫になるのを防ぐ)効果があります。

[写真を見る]米を食べるノシメマダラメイガの幼虫(くもの巣状の分泌物や大量の糞により米を汚す)
[写真を見る]ノシメマダラメイガの成虫(米は食べないが、産卵する)

シソ油は、青紫蘇(別名:大葉)の葉を高温の蒸気にさらすことにより採取される精油です。
このシソ油の香りの主成分はペリラアルデヒドで、40%〜50%程度含まれています。
青じその葉はビタミンやミネラルの豊富な食品です。また、コレステロール値を低下させる作用や血糖値を下げる作用があるともいわれています。食べ方、料理の方法などは、たくさんのホームページで紹介されています。
(一般に食用として販売されている「しそ油」とは、多くの場合、別種のシソ科植物であるエゴマ(荏胡麻)の種子から採れる油脂のことを指します。エゴマ種子油は、不飽和脂肪酸を豊富に含み、高級食用油脂として親しまれています。)

弊社では、このシソ(葉)油の害虫に対する殺虫活性を利用して、米びつ用の防虫剤として販売しています。
お米はにおいを吸着しやすい性質を持っていますが、シソの香りですと、お米とのにおいの相性もよいので、あまり気にすることなくご使用いただけます。

関連の商品案内
天然ハーブ お米のお守り

多くの植物は、いろいろな目的で「油」をつくります。 植物のつくる「油」にはどのようなものがあるのでしょうか。

「油脂」と「精油」
植物がつくる油とはいっても、「油脂」と「精油」とでは、成分もつくる目的も全く異なります。
「油脂」とは、グリセリンに脂肪酸が3分子結合したトリグリセライドといわれる物質であり、エネルギー源としてつくられるものです。 純粋な油脂はにおいはほとんどなく、私たちが食用にしているサラダ油や天ぷら油はこの「油脂」になります。
また、動物も「油脂」に相当するものを持っていますが、これは一般に固体で「脂肪」と呼ばれます。 油脂のエネルギー量は種類に関係なく、100gあたり900kcalです。
「精油」(エッセンシャルオイル)の働きはいろいろあるといわれています。 そのひとつは、植物自身にとって不利な生物である昆虫や病原菌などから身を守るためにつくり出す、いわば「武器」のような働きです。 精油には特有のにおいがあり、液体の成分だけではなく、ハッカ脳(メントール)や樟脳(カンフル)のように、固体成分を含むものもあります。 精油は、私たちの生活にも役立つものが多く、例えば害虫に対する忌避効果や殺虫効果、カビや細菌の増殖を抑制する効果があり、私たちは古くからこのような性質をうまく生活の知恵として取り入れています。
精油の採取方法について
このような植物精油(エッセンシャルオイル)の採取方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
水蒸気蒸留法
最も一般的な方法は、原料の植物を高温の水蒸気にさらし、にじみ出る精油を上澄みとして集める水蒸気蒸留法です。 精油は多くの場合水に浮くため、上部に浮いた油を精油として回収します。
簡単な装置で製造でき、得られる精油も高品質のものが得られるのが特長です。
圧搾法
原料に物理的圧力をかけたときににじみ出る精油を集める方法です。 精油の含有量が多く、原料が多肉質の柑橘類の果皮に利用されます。
オレンジやハッサクの皮をむくときに、手が油でベタベタになったという方は多いでしょう。 この規模を大きくし、精油を大量に採取できるようにしたのが圧搾法です。
溶剤抽出法
高価な原料や精油の含有量が少ないものについては、溶剤抽出法が用いられます。
これは、原料をエタノールやヘキサン、アセトンなどの溶剤で抽出し、溶剤を除去して濃縮することにより、高濃度の抽出物として得る方法です。
バラの花やバニラは専らこの方法が利用されます。 この方法はコストがかかるだけではなく、溶剤による品質低下の可能性があるので、他の方法での採取が困難な場合に、この方法が用いられます。
最近では溶剤抽出法の欠点を改善する方法として、超臨界流体(二酸化炭素)抽出法が開発されていますが、まだ一般的ではありません。

抽出方法 利用されている植物(ハーブ)の例
水蒸気蒸留法ハッカ、レモングラス、クスノキ、ラベンダー、ユーカリ、シソ、シナモン(桂皮)、
クローブ(丁子)などほとんどの植物精油
圧搾法柑橘類の果皮(レモン、ベルガモットなど)
溶剤抽出法バニラ果実、バラ(ローズ)、ジャスミン、ベンゾイン(安息香)など

ハッカ(薄荷)ってなに?
このような漢字なのです。

日本では和種薄荷(右上の写真)という植物が北海道の北見地方では現在も栽培されています。
「北海道のお土産としても売っていますね。 」
「ビンに入った油で売っていますね。 でも棒状の塊(結晶)もハッカって書いて売っていますね。 これはどういうこと?」
「どちらが本物なのでしょうか?」

これは、和種薄荷の葉や茎を陰干ししてから熱い水蒸気にさらしてやると、植物からしみ出してくる精油が採れます。
この精油を冷やすと、その中に針状の塊(結晶)が出てきます。


そうです。 その塊(結晶)を売っているのです。これは正式な名前ではメントールまたは薄荷脳(右下の写真)といいます。
この塊を取ったあとに残る油も売られています。この油はハッカ油といいます。

ハッカという言い方は植物のことを言ったり、この塊のことを言ったり、油のことを言ったり、ちょっとあいまいな言い方なのです。
人によって好みがありますが、すっきりした爽快な香りと冷感はガムやキャンディなど、私たちの身近な生活の中ですっかりおなじみになっています。


弊社では創業以来、害虫獣防除を目的としたハッカの利用技術について研究しています。 ダニ退治用の「ダニフリー」(防除用医薬部外品)をはじめとして、ネズミ忌避用の「マウスビーズ」(業務用)といった、これまでにない自然派商品を開発しています。 安心して頼れるハッカのパワーをぜひ弊社製品で実感してください。

関連の商品案内
ダニフリー(防除用医薬部外品)
マウスビーズ
天然ハッカオイル
天然クリスタルハッカ脳

なぜ植物由来の天然物で「虫を退治」したり「虫を防いだり」できるの?
植物といえば、花が咲くと虫が寄ってきますよね。
そうなのです。花は受粉するために虫の好きな匂いを発散して虫を誘引するのです。
そして蜜を吸わせるなどして受粉するのです。

しかし、そのような植物でも、虫に茎や葉をかじられるのはいやなのです。
また、植物に付く虫の幼虫のなかには、葉をものすごい勢いで食べるものもいます。だから、このような虫に卵を産みつけられるのはとても困ったことなのです。

植物は、動物のように自分の意思で移動することはできません。

そこで、植物は長い進化の過程で、虫の嫌がる匂いで虫を防ぐ術を身に付けたのです。
このような虫の嫌がる匂いの物質をうまく利用して、虫を退治したり、虫を防いだり、産みつけた卵を殺したりすることができたのです。
 

天然ハーブの防虫剤・忌避剤
今の時代は殺虫ではなく、虫を見たくない時代、すなわち、防虫剤、忌避剤が好まれます。しかも、安全性にも着目され、天然ハーブの防虫剤、忌避剤はますますその重要度が高まっています。
弊社商品としては、昨年カーテンや衣服にかける天然ハーブの繊維加工用虫よけ剤「ドクターハーブミントスプレー」、そして衣服の上からスプレーするタイプですが、効果時間の長い「虫よけハーブミスト」を販売しています。
この他、大手各社より、身に付けたり、近くにぶら下げたりする忌避剤の共同開発を行い数品目を商品化致しました。


トコジラミ関連商品
ご存知ですか、今、ホテルや旅館をはじめとする公共施設においてトコジラミが発生し、人を刺す(吸血する)ことによるカユミ被害が多発。
このような被害は、今後ますます増加するものと思われ、弊社では以下の商品の共同開発致しました。

○トコジラミのフン検出キット
 吸血害虫のフンにはゴキブリのフンとは違って、血液が混入していることからトコジラミが潜んでいると思われるベッド近くのフンを採取して、トコジラミがいる可能性があるかないかを判定しようというものです。


ヘルスケア事業
人が生活するうえで起こるさまざまな心身のトラブルを予防・解消する自然派ケア商品を提供したいと考えています。
病院向けに手術を受けた患者様用としての着圧ソックスを発売し、西日本の多くの病院でご採用いただいています。綿を混紡しているので、ご使用いただいた皆様より履き心地が良いと好評を得ています。
その他エージングケア化粧品の開発にも挑戦します。

兵庫県西脇市鹿野町を中心に展開

株式会社 ナチュラルネットワーク
〒662-0035 兵庫県西宮市若松町2-4 J-194
販売代理店 有限会社イマナカピーエス
お問い合わせ